店に入ると「ミニスカポリス（ミニスカートの警官の制服を着た若い女の子）」がお迎えしてくれて、手錠をかけられ席まで案内されるそうな（弟興奮中）。それである時間になると刑務所破りがあってすごい事になるとか・・・。

江坂に行くにはうちの実家からだと電車を乗り継がないといけなくて、弟が飲酒運転覚悟で車で行く事になった。今から思うと私がまだ実家に住んでるときはまだ中学生であんなに小さかった弟が、私より頻繁に飲み歩き、車の運転も上手でマイカーまで持って、バリバリ働いてるなんて・・・。月日がたつのも早いもんや・・・。

会社の帰りに直接来る事になったトモと彼氏は現地集合。さっそく店に入る。外から見たらなんか窓もなくて、怖い事書いてあるから、入るのすら勇気が要る・・・。中に入るとたしかエスカレーターでしたへ下がっていった。着いた所は暗い洞窟みたいな所で、おどろおどろした音楽がかかっていて、何かすごい怖いもので驚かされた（実はなにやったか忘れた、笑。もう半年以上もまえの事ですから・・・。）それから洞窟の先を進んでいく。道がなんこかに別れていたりして、苦労しながらやっと店の中にたどり着いた。

そこでミニスカポリス登場！。「５名様連行しまぁ〜す♪」と言いながら、先頭の人に手錠をかけて刑務所の個室に連れていかれた。個室には鉄の柵があったりして、壁は岩みたいになっていて、照明も暗いしちょっと怖い〜。メニューの名前も怖くて「絞め鳥のゴマあえ」とかそんな名前がついていた。でもやっぱり料理はちょっと普通の居酒屋に比べて高めやった。私はビールが好きでないので、へんてこな名前のついたカクテルみたいなん、その他のみんなはビール派なので、ジャグを頼む。

しばらくしてサイレンがものすごい音で鳴る。

「ウィーンウィーン！！。大変です！！刑務所破りがありました！！。皆さん気をつけてください！！」

みたいなアナウンスがあり、ゴリラの仮面をかぶった人が鉄の鎖を振り回して暴れまくっている。うちらの個室の壁にガンガン鎖をうちつけ、鉄格子から手を入れてそばに座っていた弟が驚かされている（でも彼は初めてじゃないので結構余裕。）。しこたま暴れたと思ったら明るい音楽が流れて、ミニスカポリスが来てゴリラ囚人を連行して行き一件落着。これがここの目玉なのだろう。

また平和が訪れてガンガン食べて飲みまくった。初対面のトモの彼氏もお酒で緊張がほぐれたみたいで、スポーツが大好きな彼は、ラグビーとかサッカー選手ですごい人の名前を言い合って、「あー、あー。彼はすごいね。じゃあこの人は？」みたいな怪しい会話をしていた（笑）。英語がこの世で一番嫌いそうな弟も「サンキュー」とか言ってたし（笑）。今まで二人が会話（ってちゃうけど、笑）をしたのを聞いた事がなかったので、酒の力はすごいなと思った。

またそうやって楽しんでいるうちに何度かお決まりの刑務所破りがあり、すっかり出来上がってて、もうなにが起こるのか知ってた私達は「ハイハイ、そうですか・・・」って感じ。早く電気付けてオーダー持ってきてください状態（笑）。ものすごい数のビールのジャグと、妹弟が｢姉ちゃん酔わしたらおもろいからもっと飲まそ｣という計画で、試験管何本かに入った変なキツイお酒を飲まされたりした。（私もその頃にはもうべろんべろんだったので、「これうまい」とガンガン飲んでたけど、笑）

トイレに行きたくなってフラフラの足で探していると、トイレまで行く道がなぜかつり橋になっていた・・・。酔ってるときのつり橋・・・。これはつらかったぞ（笑）。

会計のときになって（それがまた目玉飛び出るくらいすごかった、笑）、弟が「俺１万だしたるから、おまえら残り割り勘にせー！」とすごい太っ腹！。弟よ、成長したもんだ（涙）。

もう弟もすごい酔っ払いようで、このまま車に乗ったら死ぬのがわかりきっていたので、５人でわいわいとファミレスに行った。そこでドリンクバーなんかを頼み、ウダウダうるさく、他の人の大迷惑になりながら酔いを冷ました。その後無事みんな家に帰りついてんけど、この夜はほんまに最高に楽しかった！！。兄弟でべろべろに酔えるっていいもんやなー。