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パース国際空港の裏技

 

ゲートがたった五つしかないとても小さなパースの空港にある店で1年半働いていて、空港の事をいろいろ裏側から知ることができました。どんなお店があるとか、どこの航空会社が乗り入れているかなど公式な詳しい事はパース国際空港の公式ウェブサイトをご覧ください。ここではパースから出発するために過ごす2時間くらいの短い時間を有効に過ごせるように、ちょっとした裏技を紹介します。(ちなみにこの情報は2003年3月現在のものです。)

ちょっとした空港用語が出てきますので、ここで紹介。
★ランドサイド=出国審査などをする前の、誰でも出入りできるエリア
★エアサイド=出国審査やら手荷物検査が終わって、飛行機に乗る人達だけが行ける、ゲートがあるエリア

 

★ 空港までの交通機関 ★ 荷物用のカート
★ 荷物一時預かり ★ 時間のつぶし方
★ ショッピング ★ お食事
★ GST(消費税)返金システム (TRS) ★ 搭乗時間

 

空港までの交通機関
パースの国際空港へ行くのに、公共の交通機関はありません。国内空港へは公共のバスが行くみたいやけど、国際空港はないのです。だからと言って国内空港から国際空港まで歩いてやる!、というのは無謀な事なので止めましょう。滑走路を横切ればすぐそこやねんけど(そんな事はできないし)、ちゃんとした道を通ると、二つの空港のターミナル間は5キロ以上もあるからです。

唯一の方法はタクシー(シティーからだと道の状態にもよるけど、$20〜$35くらいかかります)、エアポートシャトルバス(ホテルからのピックアップ。必ず事前に予約が必要。フライトナンバーとホテルの名前を告げるとピックアップの時間を教えてくれます。ホテルに泊まってない人も一応相談してください。シティー内のホテルまで自力で行くしかないでしょう。ちなみにいろんなホテルを回ってから空港に行くので、とても時間がかかります。でも一人片道$12やったと思う・・・。)、または誰かに送ってもらうか自分の車で行って停めるという方法しかないのです。

車はターミナルの前にとめることはできるけど、荷物や人をおろしたりするだけで、車から離れる事はできません。そんな事をするといつも監視をしている警備員がすっ飛んできて、空港中にナンバープレートのアナウンスが流れて、それでも車を動かさない場合はレッカー車で移動されます。

空港の駐車場はめちゃくちゃ高いです。でも長期で置く場合はお得な割引があります。最初の2日間は、一日$16.50づつ、次からは一日たった$2です。だから例えば1週間の旅行に行く場合$43、往復のタクシーより安いし、なんていったって自分で運転できると言う自由さがついてきます。

ちなみにパースに到着した場合、シティーまで行くには同じくタクシーとシャトルバスしかありません。シャトルバスは建物から出てすぐに止まっています。でも到着便がある時間にしかないので、例えば着いたけどターミナルでぐずぐずしていると行ってしまって、次に飛行機が到着するまでないのです。という事から考えると、例えば飛ばないけれどお見送りに来た人達なんかは、自分が帰りたいときに到着の便がなければ、とことん待つかタクシーしかないのでご注意を・・・。

 

荷物用のカート
空港に到着して荷物をコンベアからピックアップする時のカートは無料で使えますが、出発する場合は有料($3)です。返金はされません。たくさんのカバンを運ぶ場合にはカートはとても役に立ちますが、結構高いですね。ちなみに外からは見えにくいですが、ドアを入ったらすぐがチェックインカウンターなので、カバンをもってウロウロする事はあまりないです。

それに出国検査などがある出発ゲート以降はカートの持ちこみは禁止なので、結局出発する人がカートを使う時間はとても短いのが現実。

それでもカーとを使いたい、でも$3も払うのはイヤ!と言う人のために、どこでタダでカートを拾って来れる確率が高いのか教えましょう。

まずチェックインカウンターに向かって右側にあるエスカレーターの下。それかそのエスカレーターを上がって、右に曲がりDOMEカフェを左に曲がった所にある出発ゲートの入り口です。最悪の場合、ターミナルの建物に向かって左側、荷物を運搬するトラックなどを停めるところに大きなコンクリートの壁があるんですが、その向こう側(もっと滑走路に近い所)にごみ捨て場があって、そこにある場合もあります。

 

荷物一時預かり
昔はコインロッカーがあったんですが、最近なくなってしまいました。ロッカー以外にもそういう預かってくれるところはありません。お店に頼んで・・・というのも無理です。物騒な世の中なので、誰も預かってくれないでしょう。

荷物をチェックインできるのは出発時間の約2時間半前くらいからです。だから「やる事ないしもう空港に行ってのんびりしておこう」と思って早く来てしまっても、チェックインの時間が始まるまで、スーツケースから何まで持ち歩かなければいけないのでご注意を・・・。(ちなみにランドサイドにはベンチがものすごく少なくて、ゆっくり座っていられる所が少ないので、余り早く来ても座る所がなくて困ると思います。)

 

時間のつぶし方
パースの空港はめちゃくちゃ小さい空港です。やる事もほんまにありません。

もしお子さんがいらっしゃるのなら、建物を出て、建物に向かって左にスタッフ用の駐車場があるんですが、そこのもうちょっと滑走路に近い所に、小さな公園があります。遊具とかピクニックテーブルとかもあるので、時間があるときはそこでのんびりしてもいいですね。でも空港内でもそうですが、搭乗のアナウンスとかがないですし、ましてその公園にまでは聞こえないので、時間はちゃんと気を付けておいて下さい。

他にランドサイドの免税店の横の通路を入っていくと、エレベーター、または階段で飛行機が見られる展望台に行けます。(そこをよく出国審査への入り口だと勘違いする人がいますが、出国審査はエスカレーターで上に上がってきたら、右端のほうです。)

それと喫煙所。ランドサイドは建物の外。その他、Aroma's Cafe そしてバーから外のバルコニーに出ることができて、そこも喫煙OKです。バルコニーにはテーブルと椅子があるのでゆっくりできますよ。

エアサイドの喫煙所はエアサイド唯一のカフェ(ゲート4の近く)の奥です。ガラスで仕切った小さな部屋。煙がいつもモクモクしてます。だから乗る間際まで吸ってられるのでヘビースモーカーの方、ご安心を・・・。

ちなみにタバコをどこで買えるか、という質問もよくされました。国外に出る人なら免税店で買うのが一番安いですが、免税品はエアサイドに行くまで開けられません。ランドサイドでどうしても買って吸いたいという方は、ニューズエージェンシーで買えます。でも高いですから、もしエアサイドにもう行けるのなら、さっさと行ってしまって、エアサイドの喫煙所で免税の煙草を吸っちゃうほうが安上がりですよ。

 

ショッピング
空港のお店は出発便があるときならいつでも開いています。スケジュールにもよりますが、一般的に朝の6時から夕方5時、そして夜の9時ごろから夜中の1時ごろまでです。(店によりけりなので閉まってる所もありますが・・・。)ランドサイドの店は誰でも買い物ができるので(免税のものも税金を足せばOK)、夜突然彼女にプロポーズをしたくても、宝石店が閉まっていて困っているあなた、空港にいらっしゃい。

さてどんな店があるか紹介。

*免税店 シティーの免税店では化粧品が買えませんが、空港ではいろんなブランドのものが置いてあります。同じ系列の店なので、値段もあまり変わりません。

*お土産になる食料品店 たくさんのオーストラリアならでわの食べ物が売っています。ワイン、チョコレート、ティムタム(スーパーよりだいぶん高いけど・・・)、お肉(ちゃんと包装してくれます)チーズとか・・・。

*衣料品店 すべてオーストラリア製の服が売っている。ウール100%のセーターとかから、$15のTシャツまで。すべて質が良い。シティーなどにも支店があるけど、空港では免税価格で買えるので、10%安くなってお得です。(ちなみに私はこの店の店長してました、笑。宣伝宣伝・・・。)

*ネクタイとカバン屋 ネクタイとかスカーフなんかが売っている。それとスーツケースなんかもあるので、自分のが壊れてしまって・・・なんていう時に便利ですね。

*サーフショップ いろんなカッコいい物が売ってます。Mambo とかBillabong とかオージーブランドのものは、おしゃれに敏感な若い方へのお土産に最適でしょう。ここの値段は税込みなので、買うときに国外に行くから、という事を伝えて免税にしてもらうのを忘れないように!!

*宝石店 高級な宝石がいっぱいあります。オーストラリアの宝石というとオパールですが、オパール以外にもダイアモンドや真珠などいろんなのがあります。ピンクダイアモンドなんていいやんね〜。

*お土産屋 Tシャツから細々したペンとかカレンダーなんか売ってます。実はここだけの話、この店、めっちゃ高いので、何か欲しいものがあっても他の店で同じ物の値段を見てからにしたほうがいいですよ・・・。

*アウトバック衣料店 R.M. WillamsとかAkubraの帽子とかを売ってます。ここ、実は上のお土産屋と同じ系列なんで、めっちゃ高いです。他をチェックしてからね!

*ニュースエージェンシーとCD屋 雑誌、新聞、本、CDなんかが買えます。CD視聴できる所もあるので、ちょっとした暇つぶしにいいかも。ちなみに切手、煙草なんかも買えます。(ポストは建物を出てすぐの所か、エアサイドのゲート3にもあります。)あ、それと薬屋がこの空港にはないんですが、ここにちょっとした石鹸とかそういうケミストに売ってそうなものを置いてます。

サーフショップ、ネクタイとカバン屋、アウトバック衣料店以外はエアサイドにも支店があります。値段はどちらでも免税価格で買えるので同じ。もしランドサイドでいい物見つけて、「エアサイドで買うからいいや〜」なんて思ってても、エアサイドの支店は一般的に小さくて、品数や在庫が少ない事もあります。それに気がついても、ランドサイドに戻る事は絶対無理なんで、ランドサイドでいい物見つけたら、そのときに買ってしまうことをお勧めします。(ちなみにランドサイドの免税店とお土産食料品店で買ったものの引渡しはエアサイドになります。)

ちなみにエアサイド、ゲート4番の近くの店、オーストラリア衣料品店の支店なんですが、エアサイド店にはサングラスで有名なアメリカのブランド、Oakleyの専門店が併設されていて、免税価格でサングラスやらカバン、靴、服なんかを買うことができます。(ランドサイドには置いてませんが・・・。)

それともし本、新聞、雑誌が欲しければ、エアサイドで買いましょう。免税価格で買えます。(ランドサイドはGST込み、なぜか・・・。「国外に行く!?」って聞いて免税にしてくれるスタッフもいますが・・。)

 

お食事
食べるのは絶対にランドサイド!。エアサイドにはとても小さなカフェがひとつしかありませんし、いつも混んでるので・・・。

さて何があるか紹介・・・。

* Aroma's Cafe シティーなどに支店がいっぱいあるAroma Cafeとは別物です。ここは席がいっぱいあるし、照明も落ち着いていて、奥まった所にあるから落ち着けます。フォカチアとか、トーステッドサンドイッチなど、結構おいしいものがあります。でも一つ$7以上する・・・。ここでテイクアウェイのコーヒーを買ったら極小の紙コップに入ってくるので要注意です。中で飲むとマグに入ってくるのに・・・。

* Dome Cafe パースでカフェといえばDomeが一番有名でしょう。最近支店がここにもできました。ヨダレもののケーキなんかがあります。コーヒーは他のカフェに比べて高いです。味も余り変わらないような気がするので、コーヒーだけなら他に行くほうが得かも・・・。

*カフェテリア セルフサービス方式で、トレイに好きなものを乗せるか(サンドイッチやらサラダなど。冷蔵庫に入ってます)、暖かい食べ物(フライドポテトとかピザなど)はカウンターの人にオーダーします。やっぱり空港なので外で食べるよりは高いですが・・・。

*バー カフェテリアの裏にバーがあります。

その他にもただ今空港は改装中なので、計画ではできると言っててもまだできてない店があります。それがワインバー(店構えはできてるけど、まだ営業してない。)とレッドルースター(まだ影も形もない)。レッドルースターができると知って「とうとう空港にも安い食べ物が!!」と喜んでいたんやけど・・・。

他に到着ゲートとエアサイドにひとつづつカフェがあります。アルコールも買うことができるんですが、暖かい食べ物(パイとかソーセージロール以外)を買うことができなくて、お腹が空いている人には向きません。

空港はやっぱり高い。食べ物と飲み物で最低でも$10はかかります。そこで裏技。空港から車で10分くらいの所にBelmont Forumというでっかいショッピングセンターがあります。そこにはフードコートもあるし、ファーストフードの店もいっぱいあるので、ご飯時にチェックインしなければいけない人達は、まずそこで腹ごしらえをしてからがいいでしょう。でもこれは車で行ける人のみですが・・・。

ちなみに最近やっと空港に飲み物の自動販売機が現れました。やっと・・・。

 

GST(消費税)返金システム (TRS)
消費税が導入された後、旅行者は国外に出るときに消費税を返金してもらえるというシステムができました。その名もTourist Refund Scheme 縮めてTRSです。

返金額は約10%ですが、方法がややこしいのでよーく読んで下さいね。(ちなみにワインだけ他の税率があるようですが、私はワインを売ってたわけじゃないので知りません・・・。ごめんなさい)

まず返金の対象になるものは、国外にて荷物として持って出ることができる品物のみです。だからホテルの宿泊料とか、レストランの食事代、こっちで買ったタンスとかは無理です。

もう一つの重要な点は、その品物の合計が$300以上でないといけません。$300以下のものをいくつか買った場合でも、一つの領収書の金額の金額が$300以上でないといけないのです。だからオパール屋で$100使って、違う店でお土産$200買ったとしても、合計では$300ですが、領収書が二つなので無理なんです。同じ店で何回も細かく買って、合計が$300以上になった場合、お店の人に領収書をひとつにしてもらう事はできるか聞いてみましょう。

何度も仕事をしている時に、お客さんが他の店の人に、たくさんの領収書を合わせて$300以上になってたらいいといわれた、と間違った情報を吹き込まれていました。おかしいので一度税関に電話をして確認を取りましたが、私があってました。

さて返金の受け取り場所ですが、出国審査、手荷物検査が終わった後、エアサイドのゲート2番の横にあるTRSのカウンターです。私は実際にやった事はないのですが、パンフレットによると、手続きに15分ほどかかるらしいので、時間の余裕を持っていってください。

返金を受けるには、領収書(一つのレシートにつき、合計金額が$300以上ですよ!)と、その買った品物を見せる必要があります。国外に持ち出すという証明をしなければいけないので。それを知らなくてスーツケースに入れてしまう人がいっぱいいっぱいいます。必ず手荷物として持っていてください。見せられなかったら返金はなしですので・・・。だからとても大きなお買い物は返金を受けられない場合が多いのです。

最近小耳に挟んだんですが、返金されたお金はオーストラリアドルの現金で受け取る事が前はできたのだそうですが、最近はそれが無理になったようです。ではどうやって返金されるんかな?。多分私の予想では、クレジットカードの口座に後日振込みになるんじゃないかと思います。

 

搭乗時間
搭乗時間というのは、飛行機に乗りこめる時間の事です。チェックインしたときに、搭乗権(ボーディング・パス)に時間が書いてありますし、チェックインの係りの人も教えてくれます。そこには出発の1時間前の時間が書いてあることがほとんどです。でも実はそれってウソ。実際は出発の30分くらい前から搭乗が開始されます。だから1時間前だと信じて、あせってゲートに行く必要はないのでご心配なく。(1時間前に搭乗が始まった事は1回もありません、信じてください。)

例えば午後の3時ごろなんかはピーク時で、たくさんの人が空港を利用しています。だから出国審査なんかにも少し時間がかかるので、出発時間の1時間から40分前には出国審査への入り口に行くようにすればいいと思います。あまり忙しくない時間帯はすごいスムーズに進むので急がなくてもOK。

さて搭乗の流れですが、出発時間の30分くらい前、まず「10分後に搭乗を開始します」というようなアナウンスがあります。(ちなみに搭乗のアナウンスはエアサイドだけで、ランドサイドではないので、時間に気を付けておいて下さい。)

まず最初に赤ちゃんや子供連れが先に搭乗します。それから飛行機の後ろのほうのシートの人達。シートナンバーを呼ばれるのでよく聞いておいて下さい。それから前のほうの人達です。飛行機の入り口は前にあるので、当たり前やけど、後ろのほうに座る人から乗るほうが詰まらなくていいからです。みんな人が搭乗しだしたら必死になって早く乗ろうとしますが、ちゃんと順番を守りましょうね。

それから「●●行きの○○便に乗られる皆さん、搭乗して下さい」というような全乗客に対するアナウンスがあります。しばらくすると「ファイナルコール」があります。それが何度か続きます。

実は一度チェックインしていると、飛行機はその人を置いて飛び立つ事はできないのです。だからたった一人遅れてても待たなければいけません。ゲートでは乗客全員のリストがあるので、ファイナルコールでも乗らない乗客は、名前で呼ばれます。何度放送で名前を呼んでも来ない場合は、スタッフが無線片手に走り回ってその人を探します。ランドサイドにまで放送やら探してるスタッフが来る事もあります。だから一番重要なのは早めにちゃんとチェックインする事。一回チェックインすると、買い物に熱中して時間を忘れても、お腹の調子が悪くてトイレにこもってても置いて行かれる事はないので安心してください。(だからしっかり空港でお買い物しましょうね!、あせりは禁物です、笑)

 

こんなんでお役に立てたでしょうか?。空港ってその都市の顔のようなもの。到着したときにはじめて通過する所なんで第一印象が大切。その都市を離れる時に最後に通過する所でもあるから、最後の思い出がいやなものにならないようにと思ってこのページを作りました。空港ってそんなに何度も利用するものじゃないから、なかなか使い勝手がわかりませんものね。

これからパースの国際空港はいろいろ改装をしたりする計画があるそうです。ここに書いたことは2003年の3月現在の情報です。これからももっと変わっていくと思います。もしなにか他に知りたい事なんかがあれば教えてください。私なりに調べますので。

それではパースの国際空港を思う存分お楽しみ(?)ください!

 

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